⌘尾仲浩二 写真展
雨粒がついた窓越しに、女性が傘をさして通り過ぎる、その瞬間を捉えた写真にすごく惹かれた。
今日は尾仲浩二の写真展に行ってきた。
入江泰吉写真美術館で2020年4月5日まで開催されている。
展示は、過去(モノクロ)から現在(カラー)までの写真で、様々な国や地域の何気ない風景を撮ったもの。
モノクロの写真は今まであまり好きじゃなかったけど、モノクロじゃないと表現ができない風景があると知ってから、カラー写真との対比を楽しむようになった。
カラーの方が面白いんじゃないかと思えるような商店街のガヤガヤした風景も、白黒だとカラーでは表現できない空気感になる。
チラシにも使われていた傘をさした女性の写真以外にも、東方地方の雪が降る瞬間を写したものがとても印象的だった。
どうやって撮ればモノクロであんな風に雪を捉えることができるのかな。
撮り手にもよるのだろうけど、五感で感じられるような写真にはいい意味でゾッとする。
展示されている雪の写真を見て、私はゾッとした。
モノクロ好きにはぜひ見てもらいたい。